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2015.12.30 Wednesday

父といた数日

月曜日の朝、入院中の父の体調が…ということで、病院へ。
すでに酸素マスクをしている状態の父。それでも意識は比較的はっきりしていて、こちらの呼びかけには反応していた。
母が到着するまで一時間ほど、いつ以来だろうという二人で過ごす時間。
僕は、小さいときに二人だけで過ごしたことを思い出してみた。

釣りに行ったこと。
自転車の乗り方を教わったこと。
大雨の翌日、大人の腰くらいまである泥水の中を、肩車で数分の距離を小学校まで送ってくれたこと。
真冬の京都を、寒い中旅行したこと。
大学で初めて合宿からの帰りに、駅まで迎えに来てくれて、重い荷物を自転車に乗せ、大した会話もせずに家へ帰ったこと。
饒舌な人ではなかったが、たくさんの事を父から教わった。

母が帰ったあとも、僕は泊まり、父の病室で父を見守った。酸素マスクのズレを直し、血圧に一喜一憂していた。
父に「おやすみ」と言ったとき、毎晩父に「お父さん、おやすみなさい」とあいさつしていたのを思い出した。
四半世紀ぶりくらいにおやすみを言ったかもしれない。

体調の急変はないものの、低空飛行を続けていることには変わりないので、火曜も泊まった。
若いころは、この世代には珍しくラグビーをやっていた父。そのおかげで心臓が強いのか、比較的安定した容態だった。

しかし今日、看護士さんに起こされ、最後のときを看取った。
ここ数日、今までで一番父と二人で過ごした時間が長かったと思う。
仕事で不在にすることも多いので、こうして一緒にいられたのは、少しでも親孝行になったかな。

ありがとうお父さん、ゆっくりしてください。
そして、長年見舞いに通った母も、これで少し落ち着くかもしれない。

手続きなんかで気が張っているのか、なんだか悲しい気持ちは、二人で病室で過ごしたときの方が大きい。
少しして、あらためて父を思うときが来たら、悲しみがやって来るのかな。

体調が良かった時期は、お酒が好きだった父。
今宵は献杯。

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